- ほぼ日刊イトイ新聞, 山田 浩子
- ほぼ日手帳の秘密 2007
糸井重里インタビューから始まるが、この人の文章は面白い。ほぼ日手帳についての言及は、例えば、
とか、
自分を主人公にする手帳にしたいんです。
など。
そして、インターネットとの関係で言えば、ほぼ日手帳については「もっとも幸運なかたちのひとつ」と言い切る。ホームページと電子メールを利用して、不特定多数に提案とヒアリングを行い、商品化して売りさばくという理想的な商品開発の結果だということ。「こんなの作ったら買う?」「買う。」「じゃあ作る」というシンプルさ。
メインには、様々な職業・性別の人たちの使い方が掲載されている。本人たちによる紹介と、実物の写真入りです。スクラップブックのように写真や記事の切り抜きなどを貼り付けている人、ネタ帳、日記、思ったことや気づいたことやスケジュールなど全部入り、夫婦の交換日記、イラスト帳、落書き帳、等々、使い方の宝庫です。白紙でもいい。自分の好きなように使えばいいんだってこと。従来の手帳よりも制限がゆるい、一日一ページのスペースだからこその自由なんだろうと思います。