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フリーズする脳

築山 節
フリーズする脳―思考が止まる、言葉に詰まる (生活人新書)
 思い当たることが多々あって怖い。言葉が出てこない、思考が停止するといった症状が最近多いと思ったら要注意。そういう症状を「フリーズする」という言葉に例えたもの。



 著者が次の2点を主張する。

 ・脳はボケるようにできている

 ・脳は環境によって作られる



 これは、逆にボケは脳の使い方ひとつで回復させることも意味している。フリーズに気づいたときに、脳の環境、脳の使い方を改善してやることでフリーズする状況を改善することができるということ。仕事のやりかた、特にPCやインターネットの使い方についても言及する。いずれも、バランスよく使うこと。偏らない、依存しないということが大事なようだ。



 次の点に思い当たることがあるならば、危機感を持つために読んどくとよいかもしれない。

 ・話の中に「あれ」「それ」などの指示語が多い。

 ・みんなが笑っているときにタイミングよく笑えない。

 ・アイデアが浮かばない。思考が長く続かない。

 ・人や物の名前を思い出せないことがよくある。

 ・同じ相手に、同じ話や冗談を繰り返し言ってしまう。

 ・全体を考えることが苦手で、細部に固執しがち。

 ・融通がきかない。流行や時事的なことに疎い。

 ・物をよくなくす。紛失物をうまく探せない。