- 作者: 門倉貴史
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/04/17
- メディア: 新書
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気になったとこ。
2001〜2005年までの経済成長はの要因は「世界景気:93.5%」「構造改革:1.3%」「その他:5%」
道路公団の民営化は構造改革の形骸化の一例。「上下分離方式」の採用により、「具体的には、「独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構」という国の息がかかった組織がすべての高速道路と、その建設に要した借金を保有し、民営化された新会社は資産・借金を持たずに、道路の維持・管理のみを行う」状態のため。
読んでてなんとかついていけたのは第4章の年金問題あたりまで。第5章以降のサブプライムローンをはじめとする世界の金融情勢はちょっとついていけてないかも。でも、杜撰な貸付といえばバブル期の日本そのままで、格付け会社までもがそれに乗ってしまった状況というのは、いつか来た道、という感じがした。