妻は東野圭吾を結構読んでるが、自分は『白夜行』ぐらいしか読んでない。これも実家から持ってきた。金持ち御用達探偵の「探偵倶楽部」の存在を軸にしたミステリー短編集。「探偵倶楽部」自体はワキな感じで、事件の当事者たちの描写がメインになる。完全犯罪を目論んだ当事者が最後の「探偵倶楽部」の調査報告で驚いたり、冷や汗かいたり、逮捕されたりする。
本書を読んでちょっと思いだしたのが、アガサ・クリスティーの『火曜クラブ』。ミス・マープルのシリーズの最初のやつだったと思うが、それがこの手のミステリー短編の元祖かもしれんと思った。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/10/25
- メディア: 文庫
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