サラリーマン小説。くすみ書房で衝動買い。(この本屋はちょっと面白いのです。)
著者のことを全然知らないまま読んでたら、何やら台詞回しが古臭い。よく見たら、故人であった。内容は、停年退職を半年後に控えたサラリーマンの、停年までの半年間を書いたもの。部下の不倫問題、娘の恋愛問題、自分の再就職問題とせわしなくしつつもハッピーエンドという内容。しかし、なぜ文庫上下巻に及ぶのか解せなかったが、会話がすごく多い。ほとんど会話の印象がある。そのせいか。
著者は戦後にかなりの著作数があり、直木賞も受賞しているが、本人もサラリーマンの身で執筆し続けたとのこと。すごいバイタリティだな。
- 作者: 源氏鶏太
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2007/03
- メディア: 文庫
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
- 作者: 源氏鶏太
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2007/03
- メディア: 文庫
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (4件) を見る