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『風の歌を聴け』〜『ダンス・ダンス・ダンス』

 ただのメモ。一応ネタバレ注意。
風の歌を聴け
主人公の「僕」とその友人の「鼠」。彼らの青春を描く。淡々と過ぎていく。


1973年のピンボール
「僕」の学生時代のガールフレンドの直子についての回想と、目が覚めたら隣で寝ていた双子の姉妹との日常。「僕」は友人と翻訳を生業とする会社を始める。そして、合間に「鼠」の日常。「僕」はビンテージのピンボール台を探す。


羊をめぐる冒険
上下巻構成。「僕」は離婚。妻は会社の同僚だった。そして「僕」のガールフレンドは出版社のアルバイトで耳のモデルでコールガール。「僕」はこの世に存在しないはずの羊が移った写真を手がかりに、その羊をさがす旅に出ることを余儀なくされる。写真の送り主は「鼠」だった。ガールフレンドとともに北海道へ。いるかホテルを経て、奥地の牧場へ。羊男と会う。ガールフレンドが失踪。「鼠」の死を知る。ジェイに鼠の伝言と死を報告。


ダンス・ダンス・ダンス
上下巻構成。前作から4年後。再び札幌のいるかホテルから物語が始まる。前作で失踪したガールフレンドを探す。昔のいるかホテルの場所には新しいドルフィン・ホテルが。昔のホテルはある場所に今も存在しているようだ。ドルフィン・ホテルのどこかに。。。そこで「僕」は、フロントの女の子を経て、羊男と再会する。さらに、カメラマンの母と作家の父とその娘との交流(心暖まるという意味ではない)。ハワイにて、ある「死」の予感。身の回り生まれる死体。「僕」はドルフィン・ホテルのフロントの女の子には死んでほしくなかった。彼女を救えるのか。