七瀬のシリーズは実家に貸してきたので、自分はこっちを。精神科の研究所が舞台とはいえ、当時はSFの範疇だったのであろうモバイル版のサイコセラピー機器なるものが出てくる。今は現実味を帯びてきている気がする。後半は読んでる側も混乱するくらいのスピードで内容の展開。半分から後ろは息をつくまもない感じの描写で、通勤中に読むと乗り過ごしそうになる。ちなみに、著者が断筆する前の最後の作品らしい。
- 作者: 筒井康隆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/10/30
- メディア: 文庫
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