2009年の1冊目。ふさわしい本だったと思う。本書を読めば、右だ左だという議論がすごく小さなことに思える。戦争が仕方ないとか軍事力こそが戦争抑止力となるという理屈が人間尊重とはかけ離れたっものであることがわかる。「人道的支援」という言葉はこじつけにすぎないことがわかる。こういう本がベストセラーにならないのが不思議だ。それぐらい、現代に生きる人すべてに読むことを薦めたい。例えば、靖国神社の遊就館も行っておくべき場所かもしれないが、同様に、読んでおくべき本が本書だ。
戦争絶滅へ、人間復活へ―九三歳・ジャーナリストの発言 (岩波新書)
- 作者: むのたけじ,黒岩比佐子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2008/07/18
- メディア: 新書
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