主人公と、人工授精で生まれた天才児にして16才の女子大生との関わりを、主人公の日記形式で書いたもの。物理学のゼミに所属する前出の二人とその仲間たちとともに、「宇宙を作ることができるか?」というテーマを研究する。SFといってよいとはいえ、サイエンス・フィクションを期待した人には期待外れだし、ツンデレ理系女子を中心とした青春を期待した人にも物足りないかもしれない。
強いて評価できるところといえば、マッド・サイエンティスト的にならずにポップな感じSFを書いたところかもしれない。理系に進みたいと思う人がいろんな意味で増えるかもよ?ちなみに映画にもなってるし、コミック化もされてるみたいです。
- 作者: 機本伸司
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2006/05
- メディア: 文庫
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