単行本の『自転車少年記』の文庫版ではなく、続編+外伝的な感じで書き下ろしたものだそうだ。単行本のほうは未読。主人公の自転車を通した成長記。さわやかな青春という感じで面白かった。自転車に対するわくわく感みたいなものがちりばめられていて、自転車好きなら読んでて楽しめるのではないだろうか。
「自転車好きなら」と言ったのは、小説としては深みがないということ。主人公の高校卒業から社会人のいく年かという時間、280ページほどの内容に凝縮させたので、悪い意味で網羅的な内容になってしまっている。もしかしたら単行本が前提にあって、「そのあとどうなった」的な感じで書かれたものかもしれない。単行本のほうから読まなきゃだめか。。。
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