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『つむじ風食堂の夜』

 つむじ風食堂に集う人々と、父親が手品師で人工降雨の研究をしているけど飯のタネは物書き(?)という主人公のふれあいを書いたもの。やさしい言葉で、かつ分量も短めに淡々としたセリフ回しなので読みやすい。ただし、その内容はすこし哲学的に感じる部分もあり、180ページほどの長さのわりには深い物語。
 帯には「青山ブックセンター六本木店で、三年連続、すべての本の売り上げ第一位!」とあった。ちなみに私は「喜久屋書店 小樽店」で買った。ちくま文庫の本がすべての本の売り上げ第一位ってホントかよと思ってるが、一位であっても驚かない。そんな本です。

つむじ風食堂の夜 (ちくま文庫)

つむじ風食堂の夜 (ちくま文庫)