2006年の直木賞受賞作。三浦しをんの本は初めて読んだ。装丁とタイトルで衝動買い。
便利屋を営む主人公と高校時代の同級生。お互いバツイチで何やら訳ありな感じで暮らしている。似たような境遇の同級生の人生に触れるたびに、便利屋の客の訳ありな人生に触れるたびに、主人公は自分の人生を見つめなおしていく。
一度読んだだけではなかなかテーマみたいなものはわかりづらい気がする。読むのは難しくないし、面白い内容なのだけど、いまいち深く入ってくるものがない。否、無いのではなく読み取れなかっただけか。ストーリーにつられて一気に読み進めるのではなく、ときどき立ち止まって反芻したほうがよい本です。
- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/01/09
- メディア: 文庫
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