「あの頃」とか「懐かしい」とか言いたくないけど言わざるをえないのが寂しい。確かにあの頃はこんな感じだったし、あんな感じだった。
個性派ぞろいの家族のホームドラマとしてはすごく楽しい。しかも「古本屋」(筋金入りの)と「カフェ」を営む複合家族のお話なのだから、本好きにはたまらない。でも、例えば「核家族」っていう言葉は知っていてもまだ身近じゃなかった頃を体験してるものにとっては、、、そう、、、ちょっと寂しくなったりもする。そして時には涙なしでは読み切れない。。。そんな感じで、読み手に様々な人の生活が生み出す喜怒哀楽を印象づけてくれる。そして、適度な現実離れ感。きっちりとフィクション。
一昨日から、通勤時〜休み時間〜就寝前の時間に一息に読んでしまった。面白い小説はじっくり読みたいと思うのだけど、いつも逆になってしまう
。生き急いでるわけではないのだけど。
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