- 江國 香織
- 間宮兄弟 (小学館文庫 え 4-1)
著者のあとがきに「愉快に快適に暮らすのは有意義なことです。たとえ多少「へん」に思われても。」という言葉がある。
本書の内容についての説明は、この言葉にに尽きるといっていいが、もう少し書いておくと、30歳を超えてもなお二人で一緒に暮らしている兄弟の話。それは、子供の頃、家族として一緒に住んでいたときのままに一緒に暮らしているということ。世間一般でいえば「なんかヘン」なことなのかもしれないけれど、彼らはこだわらない。そんなお話。忘れがちな何かを思い出させてくれるかもね。