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『訪問者ぶたぶた』

 文庫書き下ろし最新刊。本屋で見つけて即買い。
 「山崎ぶたぶた」というぶたのぬいぐるみ(性別:男、おじさん)が主役(?)の短編集。主役なようだけど実は脇役で、それぞれのストーリーの主役とぶたぶたのコミュニケーションを描いたもの。本作は「訪問者〜」なので、主役のいる場所を訪れるぶたぶた。
 「神様が来た!」では田舎の民家を訪問して神様に間違われるぶたぶた。「伝説のホスト」では凄腕のホストと勘違いされるぶたぶた。「気まずい時間」では小学校の先生として家庭訪問をするぶたぶた。「ふたりの夜」では漫画家のアシスタントをしにいくぶたぶた。「冬の庭園」では。。。そして、何かしらを残して去っていくぶたぶた。
 本作で10作目のぶたぶたらしい。最近は光文社文庫への書き下ろしだが、過去にはライトノベル系のレーベルから出てたり、コミック化されていたりする。既刊は本屋でなかなか見当たらない。もっともっと評判になってもいい本だと思うのだが。。。実は評判になっているのを私が知らないだけなのだろうか。
矢崎電脳海牛ブログ

訪問者ぶたぶた (光文社文庫)

訪問者ぶたぶた (光文社文庫)