自分の中で再読したいNo1。でも「じゃあ読め」とか言わない方向で。読了したのは先々週くらいなのだが、内容の重厚さに負けてしまってブログに書く気になれなかった。
実在の登山家「加藤文太郎」をモデルに書かれたもの。彼の登山の行程の描写なんかはリアルな感じがして、富士山に登ったときのことを思い出した。ただ、それよりもすごいのが人間性の描写。綺麗ごとを廃して、登場人物の人間性を深く描写していて、それがまた自分と被ることもあったりして、読後はぐったりした。当然、楽しい小説ではないが、なんというか、読者の内面をえぐる力があると言う感じ。
書店で平積みだったのは、最近コミック化されて連載されているかららしい。でも、絶対原作を読むべき。
孤高の人 - Wikipedia
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