2005年に出版されて以来、ロングセラー、らしい。「らしい」というのは、知らなかったから。本屋で平積みになってたのを手当たり次第買ってきたうちの一冊。
次男の視点で描かれる、犬の「サクラ」と、父、母、兄、妹のこと。バラバラになっていた家族が、昔はひとつになっていて、バラバラになってしまって、また、今、ひとつになる、という流れ。せつなさいっぱいのお話。
小説は文庫を買う派なので話題になってるときはあまり見向きしないのだけど、こういうのを読むと「売れるのには理由がある」ということがわかる気がする。
- 作者: 西加奈子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/12/04
- メディア: 文庫
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