Twitterの現在のあり様を整理したもの。Twitterの特徴を「リアルタイム性」「強力な伝播力」「オープン性」「ゆるい空気感」「属人生が強い」「自由度が高い」の6つであるとして、それらの効用を説明。そして、現実にどのような使われ方をしているのかということがまとめられている。文字通り「社会論」。
自分としては、本書を読んで感じたのは、「Twitterって広い意味ではblog」だな。と思った。それでも、矛盾した言い方ではあるが、一方で「blogとは違う」という感覚も持っている。それは、上記の特徴でいえば「自由度が高い」という点。140文字以内という制限とシンプルなUI。制限の無い文字数と高機能なUI。文字面だけ見れば、後者も自由度を持つように思えるが、前者のほうが自由度が高いということを示しているのがTwitterなのかなと。
とにかく、本書の「おわりに」の最後の段落で言うように、気軽にやってみるというがふさわしい。(正直、この部分がいちばんTwitterを表現してる気がした。)アカウントをとるのも簡単だし、気に入らなかったらやめればいいし、その自由度やゆるさを楽しむでみることをおすすめしたい。
Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)
- 作者: 津田大介
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2009/11/06
- メディア: 新書
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