おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由

おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書)

　本書は第1章だけでも価値がある。製品の「User Experience」を「使い勝手」というだけにとどめずに「おもてなし」と定義する。その見方によって初めて、例えば「ウォークマン」と「iPod」がもたらした影響の違いを説明できるということ。また、GoogleがGoogle Videoをゴリ押しせずにYouTubeを買収することを判断したことの説明でもある。
　ソフトウェア開発やWebサービス開発も含めて「ものづくり」という範疇で考えた場合に、常に考えるべきは「おもてなし」、そして経営戦略自体も「おもてなし」に基づくべきだということ。それは、すでに実績のある考え方としての「おもてなしの経営学」ということ。
　う〜ん、、ちょっとうまく読解できてないかも。。。

　第３章、第２章もちろん楽しめる。Windows黎明期の話とかIT業界史好きの自分にはたまらないものがある。